「もし株価が下がったら、どうしたらいいのですか?」に対するFPとしてのアドバイス

下がりそうだから売る?

投資や資産運用をしていると、「株価が下がったらどうしよう?」と考えることがあります。

そして、「株価が下がった時は、売ったほうがいいんですか?」という質問をされることがよくあります。


確かに、下がることがわかっているのであれば、売るべきでしょう。

わざわざわかっているのに、暴落に巻き込まれる必要はないです。

しかし、株価というのは、『下がるか上がるかは、誰にも分りません。』

下がりそうだからと売ったところで、実際には、『反発して大きく上がる』ことの方が多いものです。


下がりそうだから売るは不可能?

結局のところ、「下がりそうだから売る」という考え方は、ほぼ不可能です。

でも不可能だと言われてもやっぱり気になる。

できることなら、暴落を避けたい。


不可能と言われていても、いろいろと情報を探ったり、チャートなどを研究して、自分なりに分析してみたり、いろいろやってしまうもの。

でも、思うんです。

『不可能なことにいろいろ頭を悩ませているぐらいなら、他のところに頭を使った方が、ずっと生産性があるんじゃないか?』と。


上がる下がるの予測のいらない資産運用。

株式相場が、上がるか、下がるかは、わからないし、予測も不可能。

そんなものとどうやって付き合っていったらいいのだろうか?


「長期的には、株式投資は儲かるはず。」

実際そんな話、誰も保証していません。

長い株式投資の歴史の中には、10年単位の時間をかけても、元の水準にまで戻らない過去がある。

現に日本の日経平均株価は、1989年末ごろの最高値を未だに更新できていません。

アメリカだって例外ではなく、1929年頃から20年超にわたって、株価が元に戻らない時代がありました。


株価というのは、上がる事もあれば、下がることもある。

上がる、下がるは、運命で、それを受け入れた上での投資や運用をしなければならないってことです。


重要なのは、戦略です。

『株式相場が、上がってもいいし、下がってもいい。』

最初からそういう前提で投資や運用を考えます。


重要なことは、株式相場が上がっても、下がっても、対応できる戦略を持っているかどうかということです。

ただ、戦略を持つと言っても、何の知識もなければ、戦略なんて作れません。

株式市場という、確率のマネーゲームの世界で、常に有利な位置でゲームできるようにするためには、ゲームのルールを知らなければなりません。

結局のところ『何事も、勉強です。』


「株式投資は、投機じゃないから、未来を信じて長く持っていればいい?」

「誰でも簡単に、投資でお金が増やせる?」

株式市場が、そんな甘い世界だなんて思ったことは、一度もないです。

むしろ『何の努力もなしに、簡単にお金が手に入るような世界が健全な世界だとは思えません。』


「もし株価が下がったら、どうしたらいいのですか?」と聞かれたなら。

「そこで迷うぐらいなら、もう一度、投資戦略を見直して見たらいかがですか?」と答えます。

もし、そもそもその投資戦略がないのであれば、投資戦略を作ることから始めるべきだとアドバイスいたします。

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