投資信託を選ぶ基準として、インデックスファンドが最も効果的だと言われています。
そもそも、インデックスファンドとはなんなのか?
また、なぜインデックスファンドが最も効果的なのでしょうか?
インデックスファンドの良さとは。
① 成績がいいこと。
② 運用に係るコストが低いこと。
の2つがあげられます。
インデックスファンドって何?
日経平均株価やTOPIX、NYダウなどを、ニュースで聞いたり、新聞や雑誌て見かけたりすることがあると思います。
これらの指標は、株式市場全体の動きを図るための指標として使われています。
つまり、インデックスファンドとは、株式銘柄を選定し投資をするというよりも、市場全体の動きに合わせて運用するというコンセプトがあります。
このように、自分の投資の成績を市場全体のパフォーマンスに合わせるように運用するスタイルを『パッシブ運用』と呼んでいます。
つまり、『成績上位を狙うより、平均点狙い』ということです。
成績上位を狙っても、成績上位に入れる人は、上位というだけに沢山いるわけではありません。
そこに入るためには、運の要素も大きく絡んできます。
つまり、上位に入れるかどうか不確定要素が大きく、そのために支払う犠牲も多くなることが考えられます。
「だったら、最初から平均点を狙えばいい。」
これが、不確定の要素をできるだけ排除した、効率のいい運用になるわけです。
なぜインデックスファンドの成績がいいのか?
株式市場は、効率的な市場であると考えられています。
言い換えれば、「道端に100万円が落ちているような、おいしい話は、株式市場に転がっていない」ということです。
どういうことかというと、株式市場全体を上回る上昇をしてくれるような銘柄を必死に探しても、平均回帰の法則によって、最終的には、『株式市場全体の平均』と対して変わらない成績になってくる。
と考えられているわけです。
この考え方には、いろいろ疑問を投げかける人もいますが、だいたいにして合っていると考えられています。
とりあえず、理論や理屈は置いておいて。
市場全体を上回ることを目指して運用をしているアクティブ運用のファンド(投資信託)のほとんどが、日経平均などのインデックスを上回れていないことは、数々の研究と調査で実証されていますから、あえてアクティブファンドを選ぶ必要はないと言われているわけです。
インデックスファンド最大の魅力は手数料が安いこと!
インデックスファンドとアクティブファンドの大きな違いは、コストの違いです。
インデックスファンドの方が、アクティブファンドよりも断然手数料が安く、運用コストを抑えられます。
運用コストを下げることは、資産運用の大きなポイントであり、バフェットなどの大物投資家も、そのことについて指摘しています。
つまり、運用に係るコストというのは。
『市場平均のリターンという皆が手にできる取り分を、投資家が運用会社などと分け合っているだけ』
なので、運用に係るコストを少なくすれば少なくなっただけ、投資家の取り分が増えるということになるわけです。
実は、多くのアクティブファンドがインデックスファンドよりも下回る成績しか出せていないという話も、運用コストの高さが主な原因だとも考えられています。
資産運用では、コストを徹底的に低くすることが、直接リターンを高める要因となっています。
そのため、ただ市場全体の動きにあわせるだけ、というインデックスファンドのコンセプトは、運用コストをできるだけ下げて運用するのに適しているわけです。
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