株式投資などでどのくらいのリターンが得られるのか?
株式投資で投資元本が数年で倍になるって本当なのか?
堅実な投資で狙える利回りは、せいぜい年率7~8%と考えることをお勧めします。
株式投資で10万円を一億円に⁉
そんなものは夢です。年末ジャンボ宝くじが当たるかもと考えているのと何ら変わりありません。
むしろそんなものを狙うことで、失敗した時に損失額が大きくなる心配の方が大きいです。もしかしたら宝くじよりも悪質かもしれません。
金融市場では平均値で良しとする姿勢でいるのが一番無難です。
それに、株式市場は平均的なパフォーマンスでも十二分なリターンが望める市場でもあるんです。
だから、平均以下になるかもしれない一か八かの勝負をするよりも、より確実に平均的なリターンが得られる方法をとったほうのが賢いのではないでしょうか?
10万円を1億円といった類の話は、ただの運です。だれもが手にできるものではありません。株式市場は、そんなに簡単にお金は増えていません。
日本の株式市場の長期的な平均リターンは、年率7%前後といわれています。
この数字は実は、株式市場に上場している企業の利益の総額からきているといわれています。
つまり、私たちが偶然を必要とせず、ほぼ確実に得られるであろうリターンは、7%前後ということです。
このことを忘れて、それ以上の利益を得ようとすれば、7%以下の利益しか手にできなくなる可能性が大きくなります。
金融市場というのは、欲をかくことで損するリスクが大きくなるという、残酷な世界なのです。
7%でも資産を増やすのには十二分なリターンなのです。
どのくらいの金融資産があったらいいなと思いますか?
日本で富裕層の仲間入りといわれているのは、金融資産で1億円です。
7%のリターンで1億円を手にすることはできるのでしょうか?
そのカギは複利で運用することにあります!
複利を単純にした計算方法として、『72の法則』というものがあります。
これは、資産運用において投資元本が倍になる目安といわれています。
例えば、年利7%だとすると、72の法則によると、だいたい10年ちょっとで投資元本は2倍なることになります。
「10年で2倍か?長いな~」と思いましたか?
10年で2倍、では20年後はどうなると思いますか?そうです4倍です。
じゃあ30年後は?どうなるでしょうか。6倍ですか?
いいえ、4×2=8倍です。
そうです。複利というのは、タスではなくカケルなのです。
じゃあ40年後はどうなるだろうか? なんと8×2=16倍になります。
つまり、25歳までに650万円たくわえることができて、その後健全な利回りで、40年間運用を続けたら、650万円×16倍=10,400万円!
1億超えました!富裕層の仲間入りです。
この運用している40年間というのは本当にいろんなこと起こり、こんなに簡単にく話ではないのは確かでしょう。
しかし、たった7%が実はすごいんだということがよくわかるかと思います。
必要以上の利回りを狙う必要はない。平凡で健全な利回りで満足しよう!
これができれば、資産運用は意外と簡単なものなのです。
健全な運用を邪魔するヤツ!
健全な運用ができなくなる理由は、自分自身の欲望です。
株式市場の変動や、経済環境、社会環境、周りの生活環境などいろんな理由から健全な運用ができなくなることは多々あることでしょう。
しかし、それよりも強大な敵となるのが、自分自身の欲望です。経験したからわかります。
上手くいけば、「自分には才能がある。人よりも儲けられる」と驕り高ぶり。
「もっといい投資案件があるよ」とささやかれれば、ついついそっちに行きたくなる。そしてお金を失う。
周りで「儲かった!儲かった!」とお祭り騒ぎになれば、動かずにはいられない。そしてバブルが崩壊する。
投資とはそんなことの繰り返しです。
自分はそんなことにはならない。果たしてそうでしょうか?
投資とは自分自身との戦いなのだということを心に刻み込む必要があります。
そして欲をかかず、健全な利回りで満足することができるようにならないといけません。
『欲をかくものはお金を失う。』まるで昔話のようですね。
【インデックスファンドで堅実な投資を実行するために】
栃木県宇都宮市でマネースクールを行っている「お金のいろはマネースクール」では、インデックスファンドで堅実な投資を実行するためのコツとノウハウを教えています。
投資の基本的な考え方から、金融市場とはどういうところか、そしてインデックスファンドがなぜ有効なのかを学ぶことができるため、なぜ自分がインデックスファンドで運用しているのかを、人に説明できるぐらい自信をもって投資及び運用することができるようになります。
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