退職年齢がくる前に、早くして仕事から引退。
その後は、夫婦で旅行に行ったり、憧れの田舎暮らしに挑戦したり、家族で過ごす時間を増やすなど、いわゆる充実したライフプランの一つともいえる、早期リタイヤという選択。
ライフプランを考える際の前提として、早期リタイヤという選択をするためのライフプランを考えてみるのも面白いのではないでしょうか?
そもそも早期リタイヤは可能なのだろうか?
ざっくりと早期リタイヤするための目標を考えてみましょう!
リタイヤした後に確保したい年収を360万円で設定して計算してみます。
不労所得として、株式の配当金やREITの分配金、不動産賃貸料などの運用収入で、年4%ぐらいの収入が作れると仮定すると、360万円÷0.04=9,000万円。
つまり、総資産9,000万円になれば、早期リタイヤしてもお金的には困らないことになるわけです。
でも、「9,000万円!」とびっくりするかもしれません。
じゃあ、今度は具体的に9,000万円という資産をつくるための方法をかんがえてみましょう。
早期リタイヤの目標。9,000万円という資産を作るためには?
9,000万円の資産を作るための、積立額を逆算してみます。
早期リタイヤの設定を50歳、運用利率は7%で運用できたと仮定すると。
25歳から積立と運用を開始した場合には、月々の積立金額は、約11万円。
意外とやろうと思えばやれなくもない数字かもしれません。
もうちょっとリタイヤの年齢を伸ばし、55歳で計画を作ってみると、25歳からの積立金額は、約7万3千円。
早期リタイヤの夢が近づいてきました。
実際は、9,000万円もなくたって、早期リタイヤは可能かも?
そうはいっても、9,000万円なんてちょっと想像できないという事もあるでしょう。
ですが、実際には9,000万円もなくたって早期リタイヤは可能かもしれません。
具体的には、そもそもリタイヤ後の生活費の設定が30万円も必要ないというケースだって考えられます。
例えば、田舎暮らしへ移行するとなれば、家賃や物価は下がるかもしれないし、食料の調達だって買うのではなく、自分で育てて食べることだって可能かもしれません。
もし月25万円という設定に変更すれば、必要な資産額は、7,500万円にまで下げることが出来ます。
それと、忘れてはいけないのが、老齢年金の存在です。
仮に老齢年金を月10万円受け取れるとなれば、さらに早期リタイヤのための資産額は少なくて済むはずです。
老齢年金の受け取り開始を仮に70歳と仮定すると、70歳以降の不労所得は、月15万円あればいいことになります。(老齢年金10万円+不労所得15万円=25万円)
つまり、70歳の時点で必要な資産額は、4,500万円になります。
これが何を意味しているかというと、50歳など早期引退した時の資産額から資産の取り崩しをしても、70歳の時に4,500万円を維持していれば問題ないということが言えるわけです。
50歳から資産を年利4%で運用し、資産を取り崩しながら月25万円を生活資金として利用し、70歳の時に4,500万円の資産が残って、あとは終身、公的年金と運用収入で月25万円を受け取るというシミュレーションを行うと。
50歳の早期リタイヤ時に必要な資産額は、6,200万円となります。
少しずつ条件を変えていくだけで、だいぶ夢が近づいてくる感じがしませんか?
目標を具体的にシミュレーションしながら、考え方や物の見方などをあれこれ変えつつ、実現に近づける!
ファイナンシャル・プランナーへのライフプラン相談とは、こういったことを行うイメージになります。
ただ、『現実を知る。』『保険に加入する。』『投資を始める。』というだけではありません。
今回は、早期リタイヤという少し現実感から離れていると感じるような話だったのかもしれません。
でも、あれこれ工夫しながら考えて、どうやって実現に導くか、シミュレーションをしながら考えてみると、「こんな方法があったのか。」「こうすれば意外にも実現できるのかもしれない。」と思うものが見つかるかもしれません。
『お金というものを視点を変えて考えてみる。』というのは、保険や税金、社会保険、資産運用など特定の分野に限ることなく、様々なお金に関する話題に常日頃から触れているファイナンシャル・プランナーだからこそできることなのかもしれません。
「無理かなぁ」なんて思っているようなことでも、とりあえず相談してみることもありだと思います。
意外な回答が得られることもあるかもしれませんよ。
ファイナンシャル・プランナーに夢の早期リタイヤを相談をして見せんか?
早期リタイヤは夢でしかないのか?
栃木県宇都宮市のファイナンシャル・プランナー、『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』では、早期リタイヤに向けた計画についても本気でご相談に応じます。
早期リタイヤは夢なのかそれとも現実になるものなのか、実際に確かめてみませんか?
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