ファイナンシャル・プランナーに投資の相談をするのは、『あり』なのか?

資産運用の相談相手として、ファイナンシャル・プランナーという存在が注目されています。

ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家であり、金融商品はもちろんのこと、経済や市場、そして資産運用のノウハウも豊富と思われています。

ですが、投資や資産運用をファイナンシャル・プランナーに相談するのは、本当に正しいことなのだろうか?

最初に思う事として、投資は経験がものをいう!

投資や資産運用には、学術的なノウハウもあります。

例えば、現代ポートフォリオ理論に基づくポートフォリオ運用や分散投資、効率的市場仮説やドルコスト平均法といった具体的な投資手法。

ファイナンシャル・プランナーは、その辺のことを一通り勉強しないと、資格試験に合格できません。

さらにCFPや1級FP技能士ともなると、シャープレシオの計算やデュレーションなど、より専門的な内容に踏み込んで勉強することになります。

このように、ファイナンシャル・プランナーは、金融資産運用の専門的な知識を勉強し、学術的なことを学んできてファイナンシャル・プランナーと名乗っています。

しかし、それらの知識を身につけたから投資や資産運用ができるのか?というとそういうものでもありません。

生命保険の加入の仕方や、住宅ローンの選び方、キャッシュフロー表の作成などは、知識があればある程度のことは対応できるものです。

しかし、投資や資産運用になると、経験のない人の知識では、正直なんの役にも立ちません。

車の運転の仕方を教科書で勉強したからと言って、すぐに車にのって自由に運転できるものではないのと一緒です。

実地での感覚も要求されるものなのです。

ましてや教科書だけで車の運転を勉強した人に、実際に運転する車の教習を受けるとしたら、とても怖い話です。

投資の経験のないファイナンシャル・プランナーに投資の相談をするというのは、それとほとんど同じことです。

なぜ投資には経験が必要なのか?

投資には、必ずリスクというものが付いてきます。

このリスクというのが、非常にあいまいで理解しがたいものなのです。

よくリスクを何%という数字で表現しているのを見かけますが、この何%という数字を正確に理解し、どういうことなのかをわかって、効果的に活用できている人は、かなりの少数派だと思います。

知っていますか?

『人の脳は、確率を正しく理解できない』という話を。

これは、数学者であろうか、物理学者であろうが、人である以上同じことです。人の脳の仕組みが、確率を正しく理解できるようにはできていないのです。

あの天才物理学者ニュートンも、投資で失敗した経験があって、「天体の動きなら計算できるが、群集の狂気は計算できない。」ともいっています。

投資は、知識だけでは対応できないところがあり、特にリスクというものに対する感覚を鍛えないと上手くいかないというわけです。

よくインデックスファンドをお勧めしているのを見かけるけど。

はっきりいって投資に慣れている人は、インデックスファンドを使っていない、もしくはインデックスファンドではない投資法も取り入れていると思われます。

それは、インデックスファンドが悪いというわけではなく、インデックスファンドよりも効果的に運用する方法に気が付いているからです。

しかし、そのインデックスファンドよりも効果的に運用する方法というのは、ちゃんと投資というものを理解し、なおかつ勉強していないとお勧めできるような方法ではないため、結局は人に勧める投資方法は、インデックスファンドになってしまうというだけなのです。

インデックス投資とは逆のアクティブ運用が得意で世界的な大富豪であり投資家であるウォーレン・バフェットも、『S&P500に連動する低コストのインデックス・ファンドこそ多くの投資家にとって最適だと思うよ。』と答えています。

この違いをきちんと理解できているかどうかは、投資家としての経験と知識がどれだけあるかを如実に表すことになると思っています。

ファイナンシャル・プランナーに相談すると、”とりあえず”インデックスファンドを勧められる。

というのは、そのファイナンシャル・プランナーがただ知識があるだけのレベルである可能性が高いでしょう。

しかし、それでもアクティブファンドを平気で勧めてくるファイナンシャル・プランナーに比べれば、まだましなレベルではありますが。

投資のことは、やはり投資家に相談するのが一番だという結論。

『餅は、餅屋』です。

投資のことは、自分自身が投資家として活動している人に聞くのが一番だと思います。

つまり、投資の相談をするファイナンシャル・プランナーは、自らが投資を行っていて、それなりに実績と経験、そして勉強家であるファイナンシャル・プランナーであることが望ましいと思っています。

そういうファイナンシャル・プランナーに会えないのであれば、自分で必死に独学で勉強するか、インデックスファンドだけを利用する運用法を徹底したほうがいいでしょう。

投資でうまくいくと、人はリスクに対する感覚を見失います。

それは、資産運用を勉強しているファイナンシャル・プランナーであっても同じことです。

そしてリスクを見失った時に、大きな損失を負う羽目になることも同じです。

そういうリスクも理解し、見えないリスクでも決して見失わず、やるべき投資が何なのかを見つけるには、『失敗』という経験が必要だと思います。

そして『失敗』という経験をすることができるのは、実践してきた人だけです。

投資の相談をファイナンシャル・プランナーにするのは、『あり』か『なし』かの答えは、そのファイナンシャル・プランナーが投資に詳しいだけでなく、自ら投資をして数々の失敗をし、賢く投資をするには何をするべきかに気づきつつあるファイナンシャル・プランナーであることが必要だと思います。



自らが投資家、投資と資産運用専門のファイナンシャル・プランナー、『お金のいろはファイナンシャルプランニング』

投資と資産運用に関しては、200冊以上の本を読んで勉強し、10年を超える投資経験、そしてそれなりの実績を上げ、今も数千万円の運用を行っている、ファイナンシャル・プランナーがいる『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』。お客様に投資や資産運用を学ぶ場を作り、賢く資産形成ができるように支援しています。